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RATface-綿雲

¥19,800 税込

抽選販売

応募期間:2024年9月28日 18:00 〜 2024年10月5日 18:00

当選結果発表日時:2024年10月11日 17:00

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“RATface-綿雲”
Ryuji kamiyama x Masahiko Tanoue
Material: silicone rubber
Color: white
Limited quantity
Size: w168,d140,h86 (mm)
作品上部の幅30mmのスリットを通して、様々なライトで、様々な置き方でどうぞ。※ライトは付属しません。

※抽選販売は9月末某日調整中。表示の日程は仮ですので、変更の可能性がありますことご了承ください

[plologue]
僕は子供の頃、電車に乗って学校に通っていた。駅までの道のりは少し遠くて、家を出るとしばらく歩かないといけなかった。いつも一人だったせいか、その道すがらや電車の窓から見上げる空が、僕の唯一の友達だったように思う。寂しさを感じるたび、ふと空を見上げては、雲を見つめる。形を変えて流れていく雲たちが、僕の退屈を、そして少しの孤独を慰めてくれた。
「これはクジラか?いや、もしかしたらランボルギーニかもしれない」
僕の頭の中では、雲はあらゆるものに姿を変えた。現実とは少し違う、僕だけの妄想の世界。そこには、時折Ratfaceという名前の雲が現れて、僕にさまざまな冒険を見せてくれた。彼がいると、もっと遠くまで想像の旅に出かけられたし、その瞬間、僕は一人じゃないと思えた。
大人になった今でも、時折あの頃のことを思い出す。
子供の頃の空を見上げていた時間が、どれだけ豊かで大切なものだったか。その感覚を、今の僕にしかできない形で、誰かに伝えたいと思う。
子供のようであり、大人のようでもある、そんな不思議な感覚を、同じように感じ取ってくれる人がいたら、そんな作品が作れたら、きっと素敵だと思う。


ーーーー

遥か昔から日本人クリエーター達は、自然現象を追いかけ表現を追求してきました。屏風絵で描かれる雲の抽象表現にインスピレーションを受け、現代の技で立体として解釈し雲の作品を作っています。
Ratfaceが現れる雲は、どんな雲かなと考えながら、そのための生成プログラムを調整したり、試行錯誤を経て、こんな綿雲の姿が立ち現れました。



[Creator]

RYUJI KAMIYAMA
90年代初頭、グラフィック業界から衣服の世界へ。ブランド「FAMOUZ」として裏原宿での活動を10年行う。活動後、路上から公共に至る場所にてライブペイントを残す。2003年自身初個展を皮切りに、SF、LA、北欧などで展覧会を開催。近年は、国内での展示を中心に国内外での壁画やショールーム、ウィンドウを描き続けている。また、石川顕、JERRY鵜飼と共に“ULTRA HEAVY ”としての活動も行っている。

MASAHIKO TANOUE
京都を拠点に活動。リアルとデジタル。手仕事と大量生産。それらの間を行き来しながら、この世界を形作る自然現象や、物理法則そのものに宿る霊性。完全には近づけないその姿に対する畏敬の念を形にする。様々な領域を溶かし、もの作りの豊かな多様性ある未来を願う。 大手メーカーで国内外の白物家電のハード・UI/UXデザインを12年経験。現在は事業開発組織でクリエイティブを軸にビジネス開発兼デザイナーとして従事しながら造形作家として活動

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